クワガタを語る

クワガタを語る1 クワガタとの出会い~小学生~大学生~現在

更新日:

クワガタとの出会い

こんにちは、kyouです。
私は昔からクワガタが好きでした。30歳を越えた今でも好きです。
小学校の時、門限が5~6時の中、友達とクワガタをとりに行くという名目で7~8時に外出を許され、高揚感があったのを今でも覚えています。一部の友達からは昆虫博士と呼ばれ、夏休み家族旅行に行くと、必ずクワガタがいないか探していました。
クワガタは男の子の心を惹きよせる何かがある気がします!

 

小学生の頃は近くでノコギリクワガタがとれたという話はたまに聞きましたが、都内の自宅近辺でとれるのはもっぱらコクワガタで、たまにカブトムシを見かけるという感じでした。シーズンになると、山口進さんが書いた小学館の『クワガタムシ』という本を読み、物思いにふけ、この「クワガタムシ」での、オオクワガタ「ジンベイ」と「シノ」の話は何十回と読み返しました。

そんなこんな
小学校を卒業し、中学生になると
何だかクワガタ趣味は子供っぽくてダサい、
イケてないような気がして封印され

高校生で、また復活といった具合になりました。
そのきっかけとなったのが「ヒメオオクワガタ」というクワガタ。
このクワガタは1000mを越える高標高の林道の柳の木にいることが多く、昼間も活動する珍しいクワガタでした。時期も6~10月と幅広い期間活動。
山口進さんの『クワガタムシ』でも、その採集紀があり、心躍りました。
このクワガタを一度見てみたいなという気持ちが湧いたのです。

ただ
問題は基本的に奥地の秘境に生息するクワガタであり、その場所まで行くのに手間がかかることでした。
ある夏の日、父に頼み、2人で
ヒメオオクワガタの生息地
そして後にオオクワガタの生息地としても有名となる福島県桧枝岐村に向かいました。
そこにあるH林道という有名な林道に行って驚いたのが
採集者の数!相当数の採集者がいて、その頃はまだ数も結構いたと思われるヒメオオクワガタをガンガン採集されていました。
私達は「アカアシクワガタ」というクワガタしか発見できなかったのですが、桧枝岐の大自然と宿の灯りに飛んでくる今まで見たことがないおびただしい数の蛾や羽虫、同じくかなりのペースで飛んでくるアカアシクワガタ、ミヤマクワガタ、コクワガタといったクワガタに昆虫の密度の濃さを感じ、満足しました。
作戦を立て直した2回目の桧枝岐では無事、立派なヒメオオクワガタを発見することもでき
あの時の感動は今でも心に残っています。
 

↑ 林道の様子とヒメオオクワガタ

その後、この「ヒメオオクワガタ探し」は山登りの途中であったり、機会がある時に続けていますが
地図帳と睨めっこして目星をつけた
絶対いるはず!と思う場所でも発見できず、
ボウズ(発見0)の山を築き上げています。

群馬県の水源の森、楢俣林道、笹ヶ峰、尾瀬ヶ原、大清水(群馬側から尾瀬沼に至る道)、玉原高原、新潟県某林道、大菩薩峠、奥日光、西沢渓谷etc
ネットの採集紀を見ると、みんなバンバン発見されていますが、私はヒメオオクワを確実に観察できる場所を見つけることができていません。
30歳を越えて採集欲(持ち帰り飼育したいという気持ち)はなくなりましたが(飼うのも面倒ですので)
今でも、旅先でヒメオオクワを見つけることが出来たらワクワク100倍になると思います☆
注意点は、ヒメオオクワの生息地=ツキノワグマの生息地であり、

1人で探すのは怖いので、安全のため2人以上での探索をオススメします。スズメバチや毒蛇等の危険も多少ありそうです。

 

私のクワガタ熱は、その後大学時代は休眠し、オオクワガタが手頃な価格で販売されるようになった時に復活したり、浮き沈みがありました。今は夏になると数度、小学生時代通った近場の生息地で生存を確認し、夏の風物詩として、にやにやしています。

オオクワガタについては、この本が好きでした。↓

 

2022.12/28追記
上記でも紹介させて頂いた小学館の名著『クワガタムシ』の作者であり
ジャポニカ学習帳の昆虫写真等でも活躍されていた
昆虫写真家
山口進さんが病気で死去されたというニュースがありました。74歳。合掌。
文体から誠実で愛のある人柄が伝わるような感じがして、好きでした。

諸行無常の響きあり

そりゃ、30年前小学生だった自分が、家族や子どもを持っていいおっさんになっているんですもの
昔影響された人の死去というのは、これからも増えていくのでしょうね。

 

 

 

-クワガタを語る

error: Content is protected !!

Copyright© kyouの今日どう〜ブログ , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.