クワガタを語る

クワガタを語る3 東京都内の近場でクワガタやカブトムシを採集(観察)するポイント

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東京都内の近場でクワガタやカブトムシを採集(観察)するポイント

クワガタやカブトムシ
今の季節(書いている時点で2018.8/5)探している親子連れを見かけますね。
自然豊かな場所にいるイメージですが
東京都内23区でも、ある程度の環境が残っている公園や緑地、お寺の一角で
細々と生息しています。
興味のある方は、自宅近辺を探してみてはいかがでしょうか。

その観察のポイントを書きます。
新しい場所を探す場合、基本的に2段構えの作戦が必要です。

1.明るいうちに、いそうな場所の木の目星をつける
(樹液が出ていて、カナブンやハチや蝶がたかっているところが有望です)

2.19:00~22:00の間に、目星をつけた場所を見る。

以上です。
2の時間は、もっと遅くでも(22~5時)ピークは過ぎるものの大丈夫ですが、
深夜に行くのはちょっと怖いですね。
だんだん、見れば木の種類がわかるようになると思いますが
クヌギ・コナラ・シラカシが有望です。
シラカシ

クヌギ

コクワガタなどは、子孫繁栄のための環境ハードルが低く
条件の良い2本の木があれば(樹液を出す木と、幼虫が育つ朽木)
次代へと繋げていけるような場所もあります。

 

また、生息木の下には、鳥などに襲われた破片(特にカブトムシ)が
落ちていることが多く、それも目印になります。
よくトラップを仕掛ける方もいますが、ある程度は効果があるのかもしれません。
(トラップを仕掛けるならば回収をしっかりお願いしたいところです)

後は、樹液が出ている場所には
ボクトウガ

 

 

 

 

という蛾がいることが多いのですが
このボクトウガを見かけるところも有望です。
ボクトウガの幼虫が樹液を出やすくしているのだとか。
あと
何となく下草などが整備され過ぎている場所より、ある程度
整備され過ぎていない場所の方が、都内では有望な気がします。
(整備されている場所にもいることが多いので結局あまり気にしなくて良いかも)
ある程度生息が濃い場所でしたら、近くの灯りにも飛んでくるでしょう。
生息が薄い場所では
できたら観察だけにして、次代に繋げていってほしいと思います。
くれぐれもスズメバチ類にはお気をつけて。

・・・怖い

 

最後に、クワガタにはどうもいる木というのがあり(マニアは御神木と呼ぶ)何故か同じような木がたくさんある中でも、その木を見ればほぼ必ずいる木というのがあります。
何かしらの引き寄せるフェロモンが長年染みついているからなのかどうなのか?もちろん長いスパンでは樹液が出なくなったりで、変わっていくのでしょうが。

 

お子さんを連れて昆虫採集というのは、夏の風物詩ですね。
また、このページを見てくれている青少年の方がいたとしたら
是非、観察を楽しんでほしいと思います。
夜の観察は、保護者の方などと一緒に探してみてください。

 

 

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