徒然なるままに

【いじめの解決方法と対策・予防策を考える】(男子用)いろいろな現場を見て思うこと。

更新日:

いじめの解決方法と対策
について考える

 

目次

 

前置き

 

今回は、結構真面目な話です。
「いじめ」ってありますよね。
大人になってもあると思いますが
若い学生の頃に、これで苦しんでいる方も多くいて
中には「自殺」という悲しい方法を選んでしまう人もいます。
今いじめられている人、予防したい人、クラスで影響力のある人、子どもの親などに読んでいただけたらと思います。

文部科学省の2016年調査によると
いじめの認知件数は
小学校で約23万7256
中学校で約7万1309
高校で約1万2874件。

不登校は中学生が多く、2018年データで
中学生約325万人中、不登校が約10万3000人
中学生の約3%弱、31.5人に1人が不登校の計算になります。

ふと
私も中学時代に、いじめまではいかないかもしれませんが
ある友人(だった人)達と些細なボタンのかけ違いで険悪な関係が続き
嫌な思いをしたことがありますし、今までの人生の中でいろいろな形の
いじめ、嫌がらせというものを見てきました。

私の中学時代の時に話をもどし
卒業するまで一部の人との敵対関係が続いていたのですが
成人式の日で、再会した時に思ったことです。
高校生になる前くらいから、その時の悔しさと、兄の家での暴虐無人な振る舞いから自衛するため筋トレに目覚めていました。(兄も大きくなると父でも制御しきれなかったため自衛するしかなかった)
*漫画『セスタス』の「武器とは自衛の為の道具だ!」という台詞が染みます
高2になる頃には、なんとなく体育で「体つえーな」とか、腕相撲をすれば良い線をいったり、ある程度自分の肉体的な力が平均以上に達しているのを感じていましたし、それを大学生になっても続けていたので、20歳の頃には体力的には中学時とは比較にならない程自信を持っていました。
そんな中、成人式でかつてなめた態度をとってきた人と再会して思ったことは
こんなしょっぱい小者に 当時の自分はとらわれていたのかということでした。
それで嫌な気持ちになっていた時間のなんともったいないことか!

少し話は変わりますが、時を経て同窓会などで先生に会うと、あんなに大きく見えた先生が今見るとただの良いおっさんだな、とか、あんなに怖いイメージのあった高校の体育教師も今会うとただのおっさんだな、とか、学生の頃の印象とは違ってきます。

それを経て思う
いじめの対策方法などを書いていきます。
男子と女子ではいじめの内容も感覚も大きく異なると思いますので
主に男子向けの対策です。
対策1と対策3、対策4は女子でも同じかもしれません。

 

いじめ対策1 苦しかったら誰かに話す!

基本中の基本です。
嫌な思いをしたり、不当なことはかかえこまずに
信頼する誰かに相談しましょう。
親、担任の先生、友人など。
必ずやあなたの力となってくれる人がいるはずです。
この時、あなたの行動を邪魔するものは
「心配かけたくない」
とか
「恥ずかしい」
「チクりたくない」
といった気持ちやプライドでしょう。
ドラゴンボールのベジータ並にプライドを大事にするのなら、なんとか1人で問題を解決する力をつける!というのも1つの道です。
ただ、現状なんとかならないからそういう状況になっているわけで、プライドで何年~と続く学生生活を嫌な思いをしながら過ごしますか?
相談するのは決して恥ずかしいことではありません。
勇気をもって相談しましょう。
親でも担任でも兄弟でも友人でも。
仮に担任の先生に相談してハズレ(きちんと対応してくれない)だった場合も
それであきらめずに学年主任や校長なんかに相談してもOKです。
必ず、あなたの力になってくれる大人がいます。
先生は良い人が多いですよ。たまにハズレもいるかもしれませんが。
中には友人に話したけれど裏切られたーということも多々あると思いますが、別にそんなのは友人ではないので切ってしまえばいいだけです。

 

少なくとも、もしあなたが日常的に肉体的・精神的嫌がらせを受けていたとして
大人が本気になれば、不当なそういう行為をほぼ根絶させることは可能です。
そういう行為は「いじめ」というか「犯罪」です。
日本は法治国家なので、そういう「犯罪」は罰せられます。

 

いじめ対策2 肉体的・精神的に強くなれ!

ドラえもんの「ジャイアン」がいじめられるイメージってあまりわきませんよね!?
それは「ジャイアン」が同世代と比較して肉体的にも精神的にも強いからです。
「いじめっこ」で本当に強い者はまれです。
「いじめ」なんてくだらないことをするくらいですからね。
強い人はいじめの標的になりづらいというのは完全なる事実。
特に小学生~高校生の男子なんてサル山のようなもので
腕力の比重は大きく
強者にあえて敵対するようなことは滅多にありません。
いじめっこは弱者を探して標的にするもの
肉体的に強くなるのは確実な自衛の方法の1つです。

ただ
現状すでにいじめられている場合、
たぶん、あなたはいじめっこたちよりある面で弱いのでしょう(肉体的・精神的・仲間的に)また、1人1人は大したことがなくても人数の利で調子にのるという人も一定数います。(大人数のいじめの多くはこれだと思います)
ただ、主犯格はそう何人もいないでしょう。多くて2~3人。
対策1や3、4が基本ではあるものの
ハッキリ言って、綺麗事じゃん と思いませんか!?
特に話し合い~で とか
いや話し合いで解決しないのならどうするの

それはやはり「力」でしょう。
所詮この世は弱肉強食 by志々雄真実

実際に相手をふっ飛ばすかどうかは別として
相手の体力レベルにもよりますが
全てのことに言えますが
もし、今あなたの体力レベルが平均以下だったとしても
少なくとも中学生以下の同年代である分野を平均以上にするのなんて難しいことではありません。楽勝です。
*トップレベルとなると非常に難しいですが
早くて3か月、遅くとも6カ月~1年間も本気で修行すれば(筋トレや格闘技など)
平均以上の力を身につけることができるはずです。
力で問題を解決するというのは不本意ですが
力で問題が解決することが多いのも、事実なのです。相手の体力レベルを上回りましょう。
また、肉体的に力を身につければ、自然と精神的にも余裕ができます。
力をつけた上で

例えば
・親や先生に事情を打ち明けた上で、先生立ち合いのもと、主犯格と1対1で話す機会を設ける
・親や先生と事情を話して今後の改善を話し合う
・(あなたが中学生以下なら)相手を待ち伏せして1対1の状況で話し合い、場合によっては怪我しない程度に力を行使する
(力を使う場合は、相手が暴力をふるってきた時の反撃として、素手で)
という方法も実は現実的な解決策の1つなのです。
*あくまで親や先生、信頼できる大人と話し合った上で協力してもらい、実行しましょう(まぁ先生は立場的にさすがに待ち伏せ作戦には協力してくれないと思いますが)
力の行使は最後の手段であり、決して良い方法ではないことも自覚しましょう。
そういえばマンガ『キャプテン翼』の若林君も中学時代
陰湿なチームメイトを1対1の待ち伏せ作戦でふっ飛ばしていたような・・・

*力の行使
これについては否定論が山ほどでると思います。
ですが、前置きとして話し合い~など最善を尽くしても問題が解決しないならどうしますか?対案もなく不条理なサンドバッグ状態を続けろというのですか?それはあんまりではないでしょうか。力に力で対抗したらゆくゆく戦争的な発想になるのでは?という意見もあると思います。
しかし不当な行為に対する最終手段、要は警察のようなものとも考えられるのではないでしょうか。警察だって「力」「権力」「人数」「武器」といった大きな力を行使し、不当な犯罪をとりしまっているわけで。RPGの勇者も、力によって人々を苦しめる魔王を倒すことが多いです。

著名人のいじめ体験として、人道的には褒められないでしょうが
良い方法だと感じたのは(暴力の部分はダメですが)
与沢翼氏の体験談で、
著書『秒速で10億円稼ぐありえない成功のカラクリ』でこう語っています。


家の事情で小6の3学期に転校
そんな時期なこともあり、いじめられる。恥ずかしくて言えなく、だがついに意を決して教師でもある母に相談したが、思ったように力になってくれず大人はダメだと思った。中学で不良の道に進み、当時いじめた人をお礼参りに殴ったらキョトンとしていた。やられる側の恨みの力は大きいが、やる側はあまり意識してないぶん小さい。その経験で恨みをかうような悪口はいわないようにしている。

また、有名な不良を倒すと自分の名があがり、手の平返しでついてくる人が増えて人間観が冷めた。人間ってマジで自己チューだなと思い。それが経済的成功でやっと人間の良い部分を取り戻したような感じと語っている。


 

この体験談のポイントは2つ
・自分が受けた恨みを自分の力で明確に晴らしたこと
・ある意味、中学生だからかつ、大怪我などをさせなかったからこそ許された行為(大人がやったら犯罪で捕まるだけです。中学生でも相手や状況によっては)
被害者の人権が軽視されているということを言われることがありますが、ある意味、こういった恨みを完全に晴らし、矜持を示すには上記のような方法が最も効果的な方法の1つなのは確かだと思います。(暴力で返すのは悪手なので、あくまで法律の範囲内で相手に思い知らせるのが良いと思いますが)道義的に決して勧められる方法ではありませんが。

*思い知らせる~恨みを晴らす~のような感情は良くないです。ダメです。真の強さとは、負の連鎖があったとしても、自分で止めることだと思います。ですが、10代の多感な時期に不当な大きな困難に出会った時、仙人のように心を平静に悟って行動することは多くの人にとって難しいだろうとも思います。ひねくれたいじめっ子を作らず、何もないところから恨みを募らせる行動を起こさないよう、人格的に各家庭や学校で教育していくことも大事でしょう。

 

もし、運悪く相手が体力的にかなりの強者で一朝一夕では難しかったり性格的にアブノーマルで危険だったりする場合は・・・
・・・難しいですね。対策1や3、4でしょうか。逃げるが勝ちの場合も多くあります。信頼できる大人と相談の上、対策を決めてください。

*いじめっこ の方も、家庭環境や何かしらのストレスを「いじめ」という方法で発散していることが多いのだと思います。だからといって他者を傷つけて良いとはならないので同情はできませんが。

 

いじめ対策3 数の論理

田中角栄元首相は「数は力だ」と言いました。
実際に「数は力」です。
多対1で戦うというのは余程能力に差がない限り難しいものです。
いじめ自体が数の暴力のケースがほとんどでしょう。
いじめっこが1人でいじめられっこが5人とか、そんなケースはまずない。
実際問題、環境によっては一般的にいう「正義」が勝つのではなく
悪が勝つこもあります。
結局、勝てば官軍(権力・腕力などもろもろ含めて)力が強い方が勝つのです。
ならば、仲間が多い人はいじめなどの標的にはなり辛いということです。
(その仲間も敵にすることを怖れるため)
誰しも人は楽なことに流れがちでしょう?
仲間の少ない
調子こいても反撃してこない(気弱な、おとなしい)
仮にしてきたとしても弱そうな(体力的に弱い)者が標的として選ばれやすいのは必然です。ストレスをためた者や単純に性格の悪い者がそういう弱者をターゲットにストレス解消するというのがいじめの基本的な構造なのだと思います。そして、いじめっこ達が俗にいうスクールカースト上位の者なら、他の人も保身と無関心でおいそれと手を出せないのです。
もしあなたに強力な仲間がいるならば、そのネットワークでいじめを受ける確率というのは下がるでしょう。書いていて、これは対策というより予防策ですね。なんらかの方法で数の論理のもと根回しなりして、いじめっこを圧倒できるなら、この方法で圧力をかけて解決するということも可能ではないでしょうか。

 

いじめ対策4 逃げるが勝ち

学校に通っていると、あたかも世界の大部分が学校のように感じるかもしれませんが、そんなことはありません。学校なんて、閉じた小さな世界の1つです。友人関係も多くは一時、一時代のもの。世界は、そして日本だって広いのです。狭い世界で少々都合が悪かったら、転校して環境を変えたらすっごい楽しい毎日になったなんてこともあるでしょう。小さな世界に固執していないで、自分の良さを違う環境で伸ばすのは非常に合理的な方法です。その道も、今の時代は複数の選択肢があるはずです。「逃げるが勝ち」と書きましたが、これは決して負い目を感じるような行動ではなく、非常に賢く平和的合理的でカッコ良い選択の1つです。

 

いじめ予防策あれこれ

内容がかぶりそうですが、予防策についてまとめます。
1.好かれる人、仲間を多く持つこと
みんなから好かれるような人はいじめの標的にまずなりません。

2.肉体的・精神的に強くあれ
基本的にいじめっこは弱者を狙うので強い人は狙いません。

3.信頼できる人がいて相談できること
多くの物事は小さなことからはじまりエスカレートしていく。いじめも最初は些細なことがエスカレートしていったということがほとんどです。もしあなたが違和感を感じた時、それを相談できる人がいれば、あなたに適切なアドバイスをくれることでしょう。それは親や友人、時に先生などかもしれません。1人でかかえこんでしまうのは悪手です。

 

スクールカースト上位の人の使命について

一時期「スクールカースト」という言葉が流行りました。学校の中での見えない影響力というか、クラス内の相対的な力関係のランクのようなものです。自分の経験的になんとなくわけるなら(男子基準)
上位:スポーツができる人、いけいけ遊んでる系
中位:いわゆる普通グループ
下位:スポーツできない、アニオタ系など見た目も含めてマニアックな感じ
という感じでしょうか。
1つのクラスで男子20人いるとしたら
超おおまかに分類するなら上位5名、普通10名、下位5名といったところ。このスクールカーストという言葉は好きではないのですが、クラスに影響力のある人というのは場合によっては先生や親より影響力があるわけです。もし、自分がそんな立場だったら、「不当ないじめ」をなくすよう動いてほしいということです。それはある意味チームリーダーの1人であるあなたの使命です。あなたの力で、クラスを最高に楽しくしてください(^-^)
そしてハッキリ言ってこれは大人の社会にも言えることなんです。大人に置き換えるとリーダー的立場の人間に求められるもの。大人だけに法律的に触れるようなことはあまりしないのですが、なんともつまらないことをする人って、いるんですよね・・・自分が被害者でなくとも、義憤の情が出るってものです。
さておきチームの秩序を高めるのはリーダーの役割の1つだと思います。

 

とあるエピソード
どんな男の子にもプライドがある

 

ふと、記憶に残ったエピソードとしてこんなことがありました。
ある職場で若い新人のU君(22歳)という男の子がいました。U君は体はおっきめなのですが、普段は凄く穏やか。声を荒げるのを聞いたこともなくアニメを愛する純朴な若者。そんなU君が何カ月かして仕事に慣れてきたころ、チームリーダーの女性MさんがU君にあるイベントを任せました。私は他の人と共にU君のサポートとして入りましたが、U君の経験のなさや準備不足でてんやわんやも、何とか無事にイベントを終えると・・・ミーティングでは見てるだけだったMさんが、U君へダメ出しの嵐。普段穏やかなU君が鞄を投げつけて帰り~程なく彼は辞めてしまいました。彼と結構話をする方だった私は彼がMさんのことを「あいつぶち殺したろかと思いました」と言うのを聞いて少しビックリするとともに、やっぱり男の子だなぁとも。
ちょっと経緯をはしょり過ぎてわかり辛いと思いますが、言いたいのはどんなに穏やかに見えても男には心にプライドってものがあるのだろうなということです。それを傷付けられるのは許せないものなのだ、と。

 

あとがき

 

今回は、自分が思うことを忌憚なく書きました。
誰かしらの役に立つなら 嬉しいな、と思います。
不当な「いじめ」というのは本当にくだらないので
なくなってほしいですね。
そしてそれには、そう思っている人が上の立場に立つ。
力を持つということが必要なのも事実です。

 

2020.5月追記
上記でご紹介した方法とはかなり異なる「徹底的に争いを避ける」ということになりますが
タレントで漫画家の蛭子能収さんの方法も、1つの平和的な生き方として尊敬します。

書評感想22 『死にたくない』蛭子能収 蛭子さんの考え方は世界平和のヒントが溢れている

 

 

 

-徒然なるままに

error: Content is protected !!

Copyright© kyouの今日どう〜ブログ , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.