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書評感想1 『人生の勝算』前田 裕二 経営者の情熱を感じる本

更新日:

『人生の勝算』

著者:前田 裕二
出版社:幻冬舎
2017.6
248P程

カテゴリ:経営者自伝・経営
オススメ度10点中:9


若い経営者の方の自伝を含んだ本です。
2018現在で著者の方は30歳程でしょうか。
幼い8歳頃?母が亡くなり、兄と親戚の家にいたという著者。
その頃の貧乏生活で小学生時代からお金を稼ぐためにいろいろ試し
依存せずに生活するためにお金に執着
弾き語りで月10万円稼ぐことも。
努力とパッションを感じる感じで
前半の弾き語りにまつわる人間心理やスナックのコミュニティの話は興味深かったです。

素晴らしいものをもっている人が正しく評価されるように
DENAで「ショールーム」なるライブストリーミング事業を立ち上げて、
それを世界一にしたいという。

幼少の原体験が、人に与える影響は大きいのだなと感じます。

 

果たしてショールームなるものがメインストリームになるのか?はともかく
いろんな興味深い話やエッセンスのつまった本でした。
圧倒的努力といえば、見城徹さんにも通じるものがある気も。

*2018年8月にショールームを少し見ましたが、個人的には
地下アイドルなどの溜まり場的な感じであまり興味は湧きませんでした。

 

・スナックのような濃い常連客を作ること
・絆という魔法が価値を高める
・コミュニティの絆の集合体を作る
コミュニティは①余白があること ②クローズドの空間で常連客ができる ③仮想敵を作る
④秘密や共通言語 ⑤共通目的やベクトルを持つ

学生時代は面接の練習をして、高確率の内定をとり、UBS証券時代も朝5時30からの出社を心掛け、営業成績は常にトップレベル。
向上心旺盛で尊敬する先輩にも秘訣を聞くと、宇田川さんという先輩の凄さは
「人に好かれること、誰からでも好かれなくちゃダメ」
宇田川さんは人に好かれる天才であり、そして人を好きになる天才だった。良いところをみつけ、本当に好きになってしまう。
誰からも好かれればサポートしてもらえる環境になる
多少、能力やキャリアが劣っても、純粋に好かれる人が勝つことを証券時代に学びました。

・ポイントは「相手目線に立ち」求めるモチベーションを見つめ、効果を上げる方法を考えること。モチベーションはあらゆる仕事術に勝る。
・1人でいける地点より50人、100人の方が大きな力になる。1人で作り10万人にうるのは難しいが10万人で作れば10万人が買うかも。
・自分に向き合い、自分が人生を懸けて何をするかを見極める
・アメリカ投資営業時代に、日本人であり、日本に誇りがあることを強く感じた

 

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