ソーシャルレンディングに投資してみる
&ソーシャルレンディング人口は?
目次
ソーシャルレンディングとは
最近よく耳にする
ソーシャルレンディング
一体なんなのかというと、ソーシャルレンディングの会社というのは、お金を借りたい人のためにお金を集める会社という感じです。
クラウドファンディングを代行でやってくれる会社?のような感じでしょうか。
おそらくその手数料として金額の数パーセントを報酬としてもらうといった形が主流と思われます。投資対象は不動産が多く、他にも再生可能エネルギーや海外の案件等、様々です。
つまりはソーシャルレンディングの会社とは高利貸しともいえそうです。
このソーシャルレンディング
2018年現在でよく耳にしますが
その利率の高さが魅力です。
おおむね4%~10%程。
株式投資や様々な他の投資と比べても、高い利率です。
どれくらいの人がやっているかというと
最大手のマネオ(maeno)の登録者が
2018年7/1で78250人
2018年8/31で80214人
最近は、1か月に1000人くらいのペースで増加しているようです。
業界でのシェアは50%以上とか。
この数字は
日本の人口が
総務省統計局のデータで
2018年3/1確定値 総人口1億2649万3000人(前年比較▲26万2000)
うち15歳未満1552万1000人(▲18万1000)
15歳以上の人口は約1億1100万人として
そのうち8万人が登録ということは
8万÷1億1100万=約0.00072
1000人に1人もやっていない
登録しているのは15歳以上の人口で1400人に1人くらいですね。
ソーシャルレンディングをやっている人の多くは(8割は?)マネオに登録しているのではないかと思うので8割登録していると仮定すると1400×0.8=1120
日本で15歳以上でソーシャルレンディングに登録しているのは、2018 8/31時点で1120人に1人程ではないかと推定します。
株式投資はどれくらいの人がやっているかというと
「2017年度株式分布状況調査」によると、2017年度の個人株主数は「5000万人の大台を超える結果となった」
ただしこれは述べ人数なので(1人で3社に投資していたら3とカウント)
実際は人数的には5000万の3分の1以下ではないかと。
本格的に投資をする方なら5社以上に分散投資しているでしょう。
体感的にも投資信託等も含めて投資をしているのは3~5人に1人くらい(幅広過ぎ)が合致する数字な気がします。
それにしても、ソーシャルレンディングの1120人に1人という推定はかなり低い数字ですね。
さておき本題の
ソーシャルレンディング:マネオに投資、その手順
順番として
1.マネオに登録する
2.登録住所に確認キーが送られてくるので、それで本登録
3.自分専用のマネオ口座に入金
(三菱UFJからの入金で反映されるまで、100円で30分、150万円で2時間程かかりました。即時反映はされないようです。)
4.現在募集しているファンドの中から、投資したいものを選んで投資
5.あとは期限日が来るまで待つ(特に問題がなければ、期限日に金額を受け取り投資終了。期限は短期6カ月程から2年程まで様々。利払いは毎月のところが多いようです)
*貸付先の返済遅延などの問題があった場合は案件によって原本(投資金額)が毀損する可能性もある
*また、運営会社マネオが破綻した場合も原本毀損する可能性があると思われる
最大手のマネオが今年で10年目らしいので
かなり前からある事業のようです。
募集案件によって担保や保証のリスクは異なりますが
業界最大手のマネオ という会社で実際にやってみました。
2018年秋に150万円を投資。
かなり長い期間での案件ですが
更新して定期的にレポートを書いていこうと思います。
投資をするにあたって利率の高さというのは非常に重要になってくるのですが
例:1億円の2.5%=2500万円の10%
ソーシャルレンディング系は比較的に高い利率で運営されており
これが継続的に可能であれば
有望な投資先の1つになってくるのではないかと思います。
実際の運用分配金など
2018 9月の案件に投資し(利率は約7%)
2018 11月から約2年間、分配金として毎月
約8600円(税引き後約7000円程)が入るようです。
150万円投資で、毎月約7000円入るなら、やはり利率的には悪くないですね。破綻しなければ。
仮に3倍の450万を投資したとして、毎月2万なら、なかなかのお小遣いになりますね。
メリットとデメリットを整理する
〇メリット
・利率が高い
〇デメリット
・期間内は資金が拘束される(株式投資のような流動性はない)
・案件や運営会社を絞ればリスクを小さくはできそうですが、返済遅延や運営会社破綻による原本毀損のリスク
こういう投資やサービスについて
もし100%元本も保証であれば8割以上の方がやると思うのですが
まず1つは
知らない・興味もないという方がかなりの割合になり(9割以上)
知っていてもやらないという方もこれまたかなりの割合になり
現在の1000人に1人も登録していないという状況になるのだと思います。
マネオに登録すると
提携する通称マネオファミリー 他のソーシャルレンディング運営会社への登録も
口座開設だけになり、手間が省けます。
マネオファミリー
・さくらソーシャルレンディング(地方創生特化)
・LCレンディング(商業施設が多い)
・ガイアファンディング(海外不動産)
・アメリカンファンディング(主にアメリカ不動産)
・クラウドリース(アミューズメント施設、店舗など)
・スマートレンド(海外事業)
・グリーンインフラレンディング(再生可能エネルギー特化)
・キャッシュフローファイナンス(コインランドリーなど様々)
・アップルバンク(国内不動産)
・プレリートファンド(国内不動産)
追記
2019.5月
maneoの元社長(2019.3月に退任)瀧本氏の著書を読んだ感想
書籍紹介『セカンドマネーを創りなさい!』maneo社長の著書
かつ、現状を考えると
今はmaneoには投資しない方が良いと思います。
(自分で投資しておいてアレですが)
ソーシャルレンディング自体がまだ黎明期ですし
今後maneoに代わって№1になる企業が出てきそうですね。
2019.5月現在で信頼性の高いソーシャルレンディング会社として
・SBIソーシャルレンディング
・Funs(ファンズ)
・オーナーズブック
の名前があがっています。
海外案件への誠実度という点では
クラウドクレジットも評価が高いです。
2019.7月 追記
もっと前からかもしれませんが
GMOクリック証券とmaneoが連携したり、資本提携したりと
信用的にすぐ潰れるとか、そういう心配がめちゃくちゃあるというわけでもないかな?と思っています。(潰れてもらっても困りますが)
2020.2月追記
久しぶりに見てみると、マネオは2019.7月から新規案件を募集停止しているようです。
ある意味、案の定ですが。体制を整えるためとの説明ですが、んー投資した金額もどってくるのか不安ですね。とりあえずマネオ投資の利息分は銀行口座に送金しました。最初から原本棄損はあり得ると思っていますが、運営会社倒産による、投資案件とあまり関係ない部分での原本棄損は勘弁してほしいところです。(本来ならば、運営会社が倒産しても、投資家から集めた投資金は別枠で管理されているはずですが)結局危うい運営に投資した自己責任でもありますが。
maneoの問題として、投資の前提条件が精査されていない案件が多いという批判があります。例えば、貸付金1憶円に対して、担保評価額1憶5000万円の物件をとっていたけど、実はその担保物件の実勢評価額は半額以下で、売却しても5000万円にしかならなかったので、残りの5000万円分の棄損分は投資家がかぶることになる、とかそんな感じです。
2020.10/9(金)追記
2019年に1回調べ直した時、ヤバイなー…とは思っていましたが
案の定というか、投資していた案件で期失との連絡が。
Good-bye! エイジ・ダテ
無様な結果になってしまいましたが、これもう0になったと思って気絶します。
他の期失案件を少し調べたら、1~2年かかっているのもあるようで、万が一少しでももどってきたらラッキーみたいな。
金利はもらっていたので150万ー16万くらい=134万円の損失!・・・凄く痛い。
当時ナンバー1の会社だから大丈夫か!と禄に調べずに投資した自分の勉強不足の部分もあり、今後同じ轍を踏まないようにしたいと思います。
ラジオでも少し話しました。
↓
kyouの筋トレ投資チャンネル
https://stand.fm/channels/5f4e37406a9e5b17f723e7b8
ただ
期失案件がどうなっていくのか気になる方もいると思うので、何か進展があったらたまに更新していく予定です。
多分、進展があったとしても1年以上かかる予感。
2021.6/10追記
直接的には関係ないですが、maneoの瀧本憲治元社長が、2021.6/8午前4時頃、日比谷公園のトイレで自殺?という報道がありました。真偽不明ですが、闇が深そう・・・さらにそのニュースがyahooニュース等、webのニュース報道媒体からどんどん削除されているらしいです(?)
2022.9/26追記
約2年前に期失となった案件ですが、担保物件の売却が完了して元本分としては本日100%もどってきました。
期失後の2年間は利息だけが分配されて、それが元本返済ということになっていましたが
今回、元本として、投資した150万円のうち約126万円が返還されました。(24万円分は既に利息として支払われているという計算)
正直完全に0になったと思っていたので、望外の幸です。
150万円という投資額は少なくないですが、それでも1500万円とかでなくて良かったなとも。
maneoでは改めて
投資先は精査しなければいけないということを学ばせてもらいました。良い勉強になりました。
今回の件では、情報が少ない中でも、maneoの案件の中でも最低限その中で信頼できそうな案件を選んでいたのが首の皮一枚つながったところはある気がします。
maneoでは破綻するまで約10年間、安定した分配が得られていたということで盲目に安易に投資してしまいましたが
驕る平家は久しからず といいますか
皆様も投資先には気をつけて投資していきましょう!