宝石・宝飾品・ルースの魅力を紹介 ストーンパワー【御徒町】【ミネラルショー】
昔から「石」が好きで
小さい頃、水晶を親に買ってもらったり
大人になってからもルース(カットされた宝石)なども含めてたまに買っていました。
普段はネックレスや指輪もしないのですが
スペインの「カレライカレラ」というブランドが好きで(相当に高いのですが)
若い頃にこれは!というものをある程度信頼できる宝石質店から購入したりしたこともあります。
最近、子どもに見せようと箱から出して
せっかくだからしまっておかないで、目につくところに出しておいたところ
やっぱり「石」が好きということを再確認しました。
自然が生み出した神秘というか、素晴らしさを感じます。
うまく写真にとれないですし
魅力は伝わらないと思いますが
単純に神秘的で綺麗です。
王道のダイヤモンドは高いのもあり熱中したことはありませんが
値段的にも買える範囲の色石でも
見ているだけで惹きこまれるような不思議な魅力があるものがたくさんあります。
なかなか、取り扱っているお店が日常にはないのが難点ですが
東京都内近郊に住んでいる方なら古くから宝飾品の問屋街の御徒町に行くと、実物で多くの宝飾品・宝石を見ることができます。
信頼できるネットショップが見つかったら、そこも良いかもしれません。
実物を見て選ぶという意味では
聞きなれないですがミネラルショー(宝飾品・ルース・天然石・鉱物等のお店がたくさん集まるお祭り即売会のようなもの?)
というものがあるらしく
東京都内であれば毎年?両国駅付近で開かれており
2023年は1/13~1/15 10時~
私も行ってみようかな!?
*行ってきました。ミネラルショーなどに行った感想は下記にて
【鉱物】ミネラルショーなどに行った感想と戦利品を紹介【ルース】 | kyouの今日どう〜ブログ (kyoudoublog.com)
参考
ミネラルショー&ミネラルフェア 2023年度スケジュール (ocnk.net)
宝飾品やルースは
衣食住に直接関係あるわけではないですし
贅沢品だとは思いますが
古来から金が珍重されたり
古代エジプトのクレオパトラが宝石を愛したと言われているように
根源的な魅力がある気がします。
・・・
久しぶりに金価格とプラチナ価格を見たら
金価格は1g
2023.1/6データで店頭買取価格8579円
プラチナ価格は1g
店頭買取価格4890円
ということで
いつの間にか金価格は随分上がっていました。
参考
田中貴金属工業株式会社|日次金価格推移 (tanaka.co.jp)
*宝飾用の金の多くは18Kなので、買取価格は概ね18K重量×0.75になると思います。
例として金の買取価格が1g9000円の場合、9000×0.75=6750円
一昔前は金が1g3000円~3500円程
プラチナが1g4000円前後だった記憶がありますが。
好きなアクセサリーとルースの楽しみ方について
宝飾品というかアクセサリーとして
メジャーなもので指輪・ネックレス・ブレスレット・イヤリングやピアス、ブローチ等があると思いますが
私kyouの個人的な楽しみ方でいうと
○指輪・・・極稀にしますが、まずすることはないので持っている意味はあまりないかも・・・最近、ミネラルショー等にでかける時はつけるようになりました。
○ネックレス・・・指輪よりはしますが、基本的にしない・・・でもネックレスは部屋などに飾っておくだけでも楽しい気も
若い頃にネックレスをよくしていた時の経験からすると、稀に留め具の金具が弱ってとれることがあるので注意。
○ブレスレット・・・同じく指輪よりはしますが、基本的にしない・・・ゴムのものは取り外しがしやすいので、一時期よくしていました。
・・・宝飾品アクセサリーは基本普段はしませんが見て楽しむ感じです。
ただ、改めてしまっておいても意味がないので
ディスプレイしたり、目につく場所において楽しむと良いと感じています。
ルース
見て楽しむ。
ルースケースに入れて棚に封印されていましたが、日常的に使うパソコンの近くにおいて毎日見る環境にしておくと、それはそれで毎日目に入って良いかもです。多少の傷はついていくかもしれませんが(でもルースとして見るぶんにそうそう傷がつくことはない!?特に硬度7以上のものは。ルースケースに入れておけば尚更)
もし機会があれば、専門のお店に頼めばルースを指輪やネックレス等に加工することもできるので、
気に入ったルースを加工するというのも、やってみたら楽しそうですね。
好きな石について紹介
・トパーズ
硬度8
ブルー、オレンジ、ピンク、イエローなど色に富む。比較的大きい10カラット(*1カラット=0.2g)以上のカット石も
現実的な価格で買うことができるので好きな石です。一般的なトパーズは無色で、放射線照射と加熱処理で色をつけたブルートパーズが最も流通しています。天然で薄青系のトパーズもありますが流通の1%以下と思われ、稀です。
赤色系や黄色~オレンジの中間の色味のインペリアルトパーズなどは高価です。
・ラブラドライト
硬度6~6.5
ラブラドレッセンスという、光の当たり方で虹色に見えたり、青く見えたり不思議な石。(金属鉱物の薄い層が重なっているためそう見える)
↓御徒町で買ったラブラドライトの磨き石。
・ムーンストーン
硬度6~6.5
ブルームーンストーンなどはラブラドライト等と同じく、シラー効果、光の当たり方で青い光を放って美しいです。
・・・レインボームーンストーン=ホワイトラブラドライトであり、ムーンストーンではありません。系統は近い石ですが。
石関係は、黄色水晶をシトリントパーズと呼んだり(*黄色のトパーズもあるのでややこしいです)、名称がややこしいですね。
↓光の当たり方でいろんな色に見えます(レインボームーンストーン=ホワイトラブラドライトのブレスレット)
・ルビー
硬度9
コランダムという種類。赤い宝石といったらルビーですね。クロムを含むことで赤く発色しています。
多くのルビーはブラックライト(紫外線)で照らすと蛍光色を発しますが、タイ産などは蛍光色をほぼ発しなかったり、産地により色味にも違いがあります。
最高級の色味のルビーは「ピジョン・ブラッド」(鳩の血)とも呼ばれます。
・エメラルド
硬度7.5~8
古代エジプトの女王クレオパトラも愛したといわれる緑色の輝き。
・サファイア(サファイヤ)
硬度:9
コランダムという種類。赤いコランダムがルビーで、青系のコランダムがサファイアです。鉄とチタンが含まれることで青系の色になります。
オレンジとピンクの中間くらいの色合いのサファイアはパパラチアサファイアと呼ばれ、特に人気があり高価です。
・水晶
硬度7
ピンク色はローズクオーツ、紫色のアメシスト(アメジスト)、黄色はシトリントパーズとも呼ばれる。水晶にチタンを癒着させ特殊処理をしたアクアオーラなどいろいろな種類があります。日本でも山梨県や岐阜県が産地として有名。
アメシストの紫は鉄分やアルミニウムが含まれることによります。
天然の黄色水晶もありますがレアで、多くの黄色水晶(シトリントパーズ)はアメシストを500度超で加熱処理したものです。
比較的手ごろな値段で入手できるので、鉱物入門におすすめです。
占い師の人が大きな水晶を持っているイメージがありますね。
↓母岩付きの原石・・・昔に父からもらったものですが、水晶ではなく青瑪瑙系と思われます
・カルセドニー
硬度:7
水晶に似た石。水色が好きなので、ブルーカルセドニー良いなと感じます。
・ラリマー
硬度4.5~5
カリブ海、ドミニカ共和国産の青と白の交じる不思議な模様の石。何だか見ていると心が和んで落ち着くような感じのする石です。
・アクアマリン
硬度:7.5~8
鉱物やルースを見ている時に、良いなと思うことが多い石。値段はトパーズ以上コランダム(ルビーやサファイア)以下。
エメラルドと同じベリル(緑柱石)の仲間。中世ヨーロッパでは船乗りたちが航海の安全を祈るお守りとして身に着けていたとも言われています。
良いものは持っていないので、いつか良い品があったら買いたい宝石です。
・オパール
硬度:5.5~6.5
ブラックオパール、ファイアオパール、メキシコオパール、エチオピアオパール、ホワイトオパール、カンテラオパールなど様々な種類がある。光の加減でいろんな表情(遊色効果)を見せる魅惑の石。
含水分量が多い宝石のため、状態を良好に保つには保管方法に留意が必要。
・翡翠(ジェダイト)
硬度6.5~7
日本では新潟県の糸魚川周辺が有名。心が落ち着くような緑系の色の宝石。最上級品は「琅(ろう)かん」と呼ばれます。
樹脂浸食したものや、ネフライト(軟玉)、クリソプレーズ、着色クォーツァイト、ムトロライト、グリーンクォーツ等、似ている石も多いため留意が必要。
・トルマリン
硬度7
ピンク(ルベライトとも呼ばれる)、グリーン、カナリー、藍色(インディコライトとも呼ばれる)等、含有物によって多様な色を見せる。
特にネオンブルー・ネオングリーンのものはパライバ・トルマリンと呼ばれ高価。
・ラピスラズリ
硬度5~5.5
深い青色系の美しい石。紀元前から宝石として使われていた歴史がありアフガニスタン産が多く、球体上の丸玉は青い地球を彷彿とさせます。
深い青色部分はラズライト、金色部分はパイライト(黄鉄鉱)。
豆知識としては「ウルトラマリン」という絵画等の顔料にも使われミケランジェロの『最後の審判』の作品などでもたくさん使われていました。
ラピスラズリに関しては国内最高(?)の品揃えではないかと思われる
御徒町の「アフガンブラザーズ」というお店がおすすめです。店主のアフガニスタンのご兄弟も気さくで親切です。
アフガンブラザーズホームページ
・その他 誕生石や石言葉等について
誕生石として
1月ガーネット
2月アメシスト、クリソベル・キャッツアイ
3月アクアマリン、サンゴ、ブラッドストーン
4月ダイヤモンド、モルガナイト
5月エメラルド、ジェダイト(翡翠)
6月真珠、ムーンストーン、アレキサンドライト
7月ルビー、スフェーン
8月ペリドット、サードオニックス、スピネル
9月サファイア、クンツァイト
10月オパール、トルマリン
11月トパーズ
12月トルコ石、ラピスラズリ、タンザナイト
等設定されていますが、セールス商業的な感じはします。
石言葉等についてもそれぞれの石に設定されていますが
占い等と一緒で、良いところだけは信じてみても良いかもしれませんね。
宝飾品やルースの相場や資産価値について カラット、重量確認用の秤についても
正直、難しいというかわからないところが多いですね。
大きさや色だけでなく、傷やインクルージョンやカットや産地やいろいろな要素で価値が上下しそうです。
輸入物は円安でも高くなりそうです。
場数を経験していろいろ見ていくと、少なくともある特定の種類の宝石のだいたいの相場というのはわかってきそうですが。
合成石や人工的な加熱処理、着色処理等の有無もありますし、価値の詳細な判別は素人には難しいところもあります。
換金のしやすさ等を考えても金以外は資産価値という面ではかなり怪しいですが
宝石はどこで買うか等によっても値段の振れ幅が大きく
1点物の世界であるところもあり結局自己満足が大部分なので
自分が良いと思ったものを、自分が納得できる値段で購入できたなら、それで良い気はします。
パライバトルマリンのように、供給量が少なく需要が多い場合は
例えば2010年の相場と2020年の相場を比べた時に
倍以上、クオリティの高いものについては10倍以上値上がりしているとも言われている例もありますが、稀な例でしょう。
ただし、パライバトルマリンのように需要と供給の問題で
今現在は供給されていても、鉱山閉鎖等(良質の石が採掘されなくなったり)で将来的に値上がりする宝石もあるかもしれませんし
自分が好きな宝石があるなら、早めに手に入れた方が安価に手に入る確率は高いと思われます。
宝石は鉱山等から母岩が発掘され、運搬~カット・研磨・物流と宝石として形を為すためには膨大な手間がかかることもあり
適性な値段で買えると良いと思いますが
1点物の世界でもあるためどのくらいが適性なのか判断が難しいところが、この業界の難しいところな気もします。
自宅でも貴金属・宝石の重量を計りたい、確認したいという場合
高額なものと比べると多少誤差はあるかもしれませんが
5000円前後で0.001g~50gまではかることができる精密秤を買うことができます。
また、誰かの指輪のサイズ(号数)を知りたい場合、1000円程でお店で計るのと同様のものが買えます。
モース硬度 ヌープ硬度 靭性 劈開(へきかい)性などについて
宝石をいつまでも美しいまま保管しておきたいのが人情ですが
そのためにはモース硬度や靭性、劈開性の有無を知っておいた方が良いかもしれません。
・モース硬度
2つの鉱物をこすり合わせて傷がつくかどうかで比べていった硬度。
10が一番硬く(ダイヤモンド)1が柔らかい。人間の爪は2.5程。
・ヌープ硬度
先端が四角錐になっているダイヤモンドを鉱物に当てて、どの程度跡がついたかで硬度を決める。数値が高い程、硬度は高い。
モース硬度、ヌープ硬度ともに高い順に(カッコ内はヌープ硬度)
10(6000~8500)ダイヤモンド
9(1600~2000)ルビー、サファイア
8(1200~1500)トパーズ、エメラルド、アクアマリン
7(700~900)水晶、翡翠
6(540~600)オパール、ムーンストーン、トルコ石
5(420~500)アパタイト
4(170~190)蛍石
3(110~140)大理石
2(40~60)石膏、琥珀
1(16~30)滑石
モース硬度について一般的な指標として
1 爪でたやすく傷をつけることができる
2 指の爪で何とか傷をつけることができる
3 硬貨でこすると傷をつけることができる
4 ナイフで簡単に傷をつることができる
5 ナイフで何とか傷をつけることができる。ガラスと同等。
6 ナイフで傷をつけることができない。ヤスリで傷がつく。
7 ガラスや鋼鉄などに傷をつけることができる。ヤスリで何とか傷をつけることができる
8 石英(水晶)に傷をつけることができる。ヤスリで傷がつかない。
9 石英にもトパーズにも傷をつけることができる
10 天然の鉱物の中で最も硬く、コランダムに傷をつけることができる
*人間の爪はモース硬度2.5相当。一般的なガラスは5。鋼鉄のヤスリは7.5
*成分により微妙に異なりますが、よく宝飾品に使われる貴金属をモース硬度で表すと
K18やプラチナが3~4.5、シルバー925は2.5~4程と言われています。
*K18の組成成分として
・K18 金750 銀150 銅100 硬度120 比重15.5
・K18ホワイトゴールド 金750 銀100 パラジウム100 硬度125 比重15.9
・K18ピンクゴールド 金750 銀50 銅180 パラジウム20 硬度150以上 比重15.2
K18の中ではピンクゴールドが一番硬度があります。
*純金の比重は19.3
ただし、こすれ傷に対する硬さと衝撃への強さはまた別問題で
靭性・・・衝撃への強さの指標も大切です
靭性の強い順に
8:ルビー、サファイア、翡翠
7.5:ダイヤモンド、アクアマリン、水晶
6:ペリドット
5.5:エメラルド
5:トパーズ、ムーンストーン、ジルコン
3.5:アパタイト
最高硬度のダイヤモンドは靭性も高いですが、ルビーや翡翠より衝撃に弱く割れやすいです。へき開性という、鉱物の種類による割れやすさも関係していて(特定方向からの衝撃に弱く割れやすい等)、最高硬度のダイヤモンドもハンマーで叩くような衝撃には弱く、衝撃で割れてしまうことがあります。
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