日本競馬会の悲願 凱旋門賞制覇への道 日本馬の歴代挑戦馬の記録

日本競馬会において「世界の壁」というのは昔より薄くなってきています。
馬場の差など適応できている香港やドバイでの日本馬の活躍然り。
それでも最後まで残っている分厚い壁が
「凱旋門賞」
凱旋門賞が世界一のレースかどうかは言い切れませんが
最も有名かつ権威のあるレースの1つであることは間違いありません。
凱旋門賞への挑戦
古くは
1969年 スピードシンボリ(着外:11着以下)
1972年 メジロムサシ 18着
1986年には皇帝シンボリルドルフが遠征予定も故障で引退
1999年 エルコンドルパサー2着(1着モンジュー)
2002年 マンハッタンカフェ13着(1着マリエンバード)
2004年 タップダンスシチー17着(1着バゴ)
2006年 ディープインパクト3着入線後失格(1着レイルリンク)
2008年 メイショウサムソン10着(1着ザルカヴァ)
2010年 ナカヤマフェスタ2着・ヴィクトワールピサ7着(1着ワークホース)
2011年 ヒルノダムール10着・ナカヤマフェスタ11着(1着デインドリーム)
2012年 オルフェーヴル2着・アヴェンティーノ17着(1着ソレミア)
2013年 オルフェ―ヴル2着・キズナ4着(1着トレヴ)
2014年 ハープスター6着・ジャスタウェイ8着・ゴールドシップ14着(1着トレヴ)
2016年 マカヒキ14着(1着ファウンド)
2017年 サトノダイヤモンド15着・サトノノブレス16着(1着エネイブル)
2018年 クリンチャー17着(1着エネイブル)
2019年 キセキ7着・ブラストワンピース11着(1着ヴァルトガイスト)
2020年 ディアドラ8着(1着ソットサス)
2021年 クロノジェネシス7着・ディープボンド14着(1着トルカータータッソ)
2022年 タイトルホルダー11着、ステイフーリッシュ14着、ディープボンド18着、ドゥデュース19着(1着アルピニスタ)
2023年 スルーセブンシーズ4着(1着エースインパクト)
2024年 シンエンペラー14着(1着ブルーストッキング)
2025年 ビザンチンドリーム5着、クロワデュノール14着、アロヒアリイ16着(ダリズ)
こうして見ると、近年は毎年のように挑戦がありますが
届きません。
日本の馬場とロンシャン競馬場の芝が深くパワーとスタミナが必要とされると言われる馬場には大きな違いがあり
それも要因の1つでしょう。
1999年の凱旋門賞、たしかNHKのBS世界の競馬で生放送していたと思いますが
~
さあ直線に入った最後の直線
一番内側でエルコンドルパサー先頭
日本の夢をのせて 日本の夢をのせて
400mを切った その差を広げた
そして外の方からモンジューが襲い掛かってきた
モンジューがきたぞ
~

というような実況で、映像を見るとあの時の熱い思いが今でも蘇ってきます。
その後も
2006年三冠馬ディープインパクトが3着入線後に使用禁止薬物で失格
2012年・2013年には同じく三冠馬オルフェーヴルが挑戦
2012年はとんでもない圧勝と思いきや、まさかの牝馬ソレミアに差され2着
2013年にはあのオルフェーヴルがトレヴに5馬身差つけられるという衝撃。
日本競馬史上でも最強クラスであろう
エルコンドルパサー、ディープインパクト、オルフェ―ヴルでも成し得ることができなかった凱旋門賞制覇。
そして今年2021年の第100回凱旋門賞はグランプリ三連覇、現役最強馬クロノジェネシスらが挑戦。
クロノジェネシスは間違いなく強い馬だと思いますが臨戦過程は実験的(?)で
メンバーが揃ったと言われた今年2021年、見せ場はあったものの5馬身程離れた7着でした。
あのエルコンドルパサーの2着から22年もの歳月が流れているとは驚きですが
いつの日かまたオルフェーヴルのような怪物が現れ
日本馬による凱旋門賞制覇が見たいですね!!
2025年 ブリーダッズカップクラシック 日本時間11/2(日)朝 フォーエバーヤングが制覇!
凱旋門賞以上に高い壁と思われていたアメリカ競馬の最高峰
「ブリーダッズカップクラシック」
日本の矢作芳人厩舎のフォーエバーヤングと坂井瑠星騎手が見事制覇!!
サンデーサイレンス→ディープインパクト→リアルスティール→フォーエバーヤングと
サンデーサイレンスの曾孫が再度アメリカの地で活躍。
親のリアルスティールを管理したのも矢作調教師
チームジャパンの見事な勝利でした。
オーナーもサイバーエージェント社長の藤田晋氏。
スマホゲーム「ウマ娘」の大ヒットでも知られ、正に「持っている人」なのかもしれません。
かつて英国の名宰相チャーチルの言葉に
「ダービー馬の馬主になることは一国の宰相になるより難しい」
という言葉がありましたが
正にミラクルな勝利!
いや奇跡ではなく、日本競馬会と矢作厩舎が今まで築き上げてきたものがあっての勝利でしょう。
そして
最後に残った大レース、凱旋門賞を制覇するのはどの馬になるのか楽しみですね。
2025年 凱旋門賞 日本時間10/5(日)23時頃発送予定 abemaTVで生中継
今年も凱旋門賞にダービー馬のクロワデュノールをはじめ3頭が挑戦。
今年は大本命馬はいなくて
でも日本馬もそこまで期待はされていない感じですが、どの馬も現地でも前哨戦を勝ち力を発揮済みで、ひょっこり勝ってもおかしくありません。
応援あるのみ!
↓
勝ったのは前哨戦ではクロワデュノールの2着だったダリズで
アーバンシー、シーザスターズに続いて凱旋門賞三代で制覇。
2着は人気のミニーホーク。
ビザンチンドリームは見せ場のある5着、クロワデュノール14着、アロヒアリイ16着。
特に重馬場になると日本と大きく馬場が変わるロンシャン競馬場の難しさ
ただ、挑戦を続ければいつか必ず日本馬も勝ってくれることでしょう。
2022年の凱旋門賞 日本時間10/2(日) 23:05発走予定
今年も日本から4頭が挑戦!
現役最強馬タイトルホルダーを筆頭に、ニエル賞を叩いたドウデュース、古豪ディープボンド、海外で活躍中のステイフーリッシュ。
今のところ20頭立てと多頭数での競馬
日本馬は枠順内から
3番ドウデュース 武豊 56.5kg
5番ディープボンド 川田将雅 59.5kg
10番タイトルホルダー 横山和夫 59.5kg
20番ステイフーリッシュ Cルメール 59.5kg
欧州馬では無敗の怪物バーイードは回避ということで混戦模様。
一回勝つまでは!という
「凱旋門賞の呪い」とも言われる日本競馬会の挑戦。
今年はチャンスは充分あると思います。
応援したいですね!!
今のタイトルホルダーの力なら、昨年のクロノジェネシス以上に期待できる気がします。
あとは適性や慣れという部分は大いにあると思いますが・・・
欧州の有力馬は、過去のレース映像を見る限りアルピニスタとヴァデニは強そうです。
結果
1着 アルピニスタ
2着 ヴァデニ
3着 トルカータータッソ
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11着 タイトルホルダー
14着 ステイフーリッシュ
18着 ディープボンド
19着 ドウデュース
今年も日本馬、良い勝負すらさせてもらえず・・・
しかし挑戦し続ければいつか必ず勝ってくれるでしょう!









