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書評感想14 『殺人犯はそこにいる』 清水 潔 栃木県足利市周辺で起きた幼女連続殺人事件の真犯人・小柄なルパンに迫る パチンコ店に注意

更新日:

『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』

著者:清水 潔
出版社:新潮社
2013.12
332P程

カテゴリ:事件取材本
おすすめ度:10点中8点(記者の著者によるドキュメント本です)


 

久しぶりに事件物…と思ったら凄い内容の本でした。
衝撃度的に『不思議な歯医者』を思い出します。
著者は記者だけに読みやすい本です。
一時期「文庫X」として話題になった本でもあります。

 

番組の企画で未解決事件を追うことになり
栃木県足利市周辺の半径10キロで起きた
5件の幼女誘拐殺人事件に着目して調査。
なんと事件調査から資料整理等をしつつ、僅か2週間で真犯人と思われる人物ルパン(小柄なルパンのような風体の人物)を怪しいと睨む。
身長156~160cm程、細長い顔、大股がに股で歩く、すばしっこそう、2008年頃には独身、一軒家(足利・太田市近辺)、パチンコ好き
その後、独自調査で犯人の住所氏名も押さえ実際に会ってもいる。
最新のDNA鑑定法で1990年の真実ちゃん殺害事件の時のTシャツのDNAと
この小柄なルパンのDNAは完全一致したという
(完全一致の確率は1兆分の1らしい)
(ルパンを尾行して使い捨てマスクからDNAを採取とのうわさ)
1996年の横山ゆかりちゃん誘拐の防犯カメラの男も=ルパンではないのか。
少なくともこの2件の事件は完全にこの人が限りなく黒なのだろう。

被害者遺族、当時の目撃者、捜査関係者、足利事件の犯人として冤罪で収容されていた菅家氏、
筆者自らの足で調査をし直した。
足利事件での有力な証拠となった自供の、犯人の自転車での移動を崩し
1991年頃、科捜研で行われていた
MCT118法というDNA鑑定方法に対する猜疑を投げかけ
(実際この方法はいろいろな問題があったようだ)
遂には最新のDNA鑑定により菅家氏と犯人とされるDNAは不一致
無実・無罪で釈放。
*通すのが非常に難しいといわれている再審請求が通ったのも、このDNA不一致が大きかったようです。

そして
真犯人逮捕へ!というのが筆者の願いだったが、警察は動いてくれず。
それは
MCT118法でのDNA鑑定を有力な証拠として
既に死刑執行された飯塚事件があるからが大きいと。
ルパン逮捕=科警研のDNA鑑定の誤りを認めること
=じゃあ他の事件でのその鑑定方法って大丈夫なの?もう死刑にしちゃったのもあるけど
と。

既に死刑執行された飯塚事件についても調べ
通常あり得ないDNA鑑定結果のトリミング処理等を指摘し
不確かな点があったのではないかと投げかけている。

 

読後に思ったことは
・足利事件で菅家氏を取り調べたH警部の暴力&捏造取り調べは酷いなということ
(H警部の杜撰な自供捏造誘導によって自供崩しも出来たのだが)

・当時の科警研の主要メンバーS氏の本に『血痕は語る』がある

・このルパンなる人物、確実に足利・太田のあたりに20年以上住むもしくは働くなり生活していて、休日の土日?は足利・太田のパチンコ店によく行って、幼女好きで、地元の同僚の人やもし親しい人がいるなら特定できるのでは。2018現在56~61歳くらい?なので仕事引退しているかもですが。

・公訴時効なるもので母に返還すべき松田真実ちゃんのシャツ(DNAつき)だけが返還されないのは、あまりにも狡いというかセコイというか…
DNAは劣化すると鑑定できない可能性も高いということで、なんとも。
もちろん真実を言わない方が良いシチュエーションだってたまにはあるとは思いますが
くだらない利権や面子は放っぽって公権力は常に誠心誠意公平に取り組んでほしいし
間違いがあればすぐに認めて正しい答えに向かってほしいです。

 

 

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